“龍宮”のいろいろな読み方と例文
新字:竜宮
読み方割合
りうぐう57.1%
りゅうぐう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、あの浦島太郎うらしまたらう龍宮りうぐうからかへつてまして自分じぶん姿すがたをうつしてたといふいけもありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ぐつすりと寢込ねこんでた、仙臺せんだい小淵こぶちみなとで——しもつきひとめた、とし十九の孫一まごいちに——おもひもけない、とも神龕かみだなまへに、こほつた龍宮りうぐう几帳きちやうおもふ、白氣はくき一筋ひとすぢつきいて
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「やあ、きれいだな。あおあかやでぬったごもんがあって、龍宮りゅうぐうってこんなきれいなところかなあ。」と、次郎じろうさんは感心かんしんしていました。
きれいなきれいな町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また古来の伝説に龍樹菩薩が龍宮りゅうぐうに降って大般若だいはんにゃの妙典を得て来たという穴はやはり岩でふたがしてある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)