“神龕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみだな50.0%
しんがん25.0%
ずし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐつすりと寝込んで居た、仙台の小淵こぶちの港で——しもの月にひとめた、年十九の孫一の目に——思ひも掛けない、とも神龕かみだなの前に、こおつた竜宮の几帳きちょうと思ふ、白気はっき一筋ひとすじ月に透いて
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
おごそかなる式のもとに開かるる神龕しんがんの前に額ずく今の人心には、只管ひたすらに神を敬いかしこみたる昔の人のように堅い信念に支配されて、禅頂の耐え難い願いから登山するものであるか否か
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
古い偶像でいっぱいになっている神龕ずしには、金色のランプがともっていた。