“ずし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厨子49.6%
逗子29.9%
6.8%
廚子3.4%
3.4%
寿司2.6%
1.7%
辻子0.9%
葬龕0.9%
神龕0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元は岡野今の風月の前のところへ来ると、古道具屋の夜店が並んでいます。ひょいと見ると、小さな厨子這入っている不動様が出ている。
もう十二年である、相州逗子の柳屋というを借りて住んでいたころ、病後の保養に童男一人連れて来られた婦人があった。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
其処に寄り集まつておりの時刻つてりますので、もくが出たり種々御馳走ますにチヨン/\と拍子木を打つてりました。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
御部屋の中には皮籠ばかりか、廚子もあれば机もある、——皮籠は都を御立ちの時から、御持ちになっていたのですが、廚子や机はこの島の土人が、不束ながらも御拵え申した
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やがて呉羽之介は堂内正面に安置された仏壇に似たに近づき、その扉をば又も鍵で押明けさてこの内に雪洞を差しつけ
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
出もどりの姉おこよにやらせている名物いろは寿司っ引きいろは文次が住まいである。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
もぶりの竹皮包みを手拭にてしばりたるがまさに抜け落ちんとするを平気にて提げ、大分酔がまわったという見えで千鳥足おぼつかなく、例の通り木の影を踏んで走行いて居る。
句合の月 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
またその高御門町から東、西新屋町より東北に向かって中新屋町に通ずる小路を、もと辻子といった。『坊目考』には
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
しかし今も木辻の東南に中辻町というのがあって、そこにの坂という名があったのは耳よりな話である。中辻あるいは中尾の辻子の転訛ではあるまいか。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
はビロードの天蓋の下の立派な葬龕に安置してあった。そのなかに故伯爵夫人はレースの帽子に純白の繻子の服を着せられ、胸に合掌して眠っていた。
彼は冷たい石の上にひざまずいて、しばらくそのままにしていたが、やがて伯爵夫人の死に顔と同じようにになってちあがると、葬龕の階段を昇って死骸の上に身をかがめた——。
古い偶像でいっぱいになっている神龕には、金色のランプがともっていた。