辻子ずし)” の例文
またその高御門町から東、西新屋町より東北に向かって中新屋町に通ずる小路を、もとひじり辻子ずしといった。『坊目考』には
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
しかし今も木辻の東南に中辻町というのがあって、そこにろうの坂という名があったのは耳よりな話である。中辻あるいは中尾の辻子ずしの転訛ではあるまいか。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
芝辻子の名は、けだしもと空閑こかの芝地を開いて辻子ずし(小路)となし、唱門屋敷を設けたので得た名であろう。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)