“辻褄”の読み方と例文
読み方割合
つじつま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
児供のカタゴトじみた文句をならべて辻褄つじつま合わぬものをさえ気分劇などと称して新らしがっている事の出来る誠に結構な時勢である。
私たちが同室したことに対する釈明については、少しでも辻褄つじつまが合うことならどんなことでも、あなたの申し出をお引受けしましょう。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
「なるほど、辻褄つじつまは合うがね。だが僕は、君の云うような、安手な満足はせんよ。大いに出来ん。とにかく、もっと先を読んでみよう」
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)