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辻待
読み方 | 割合 |
つじまち | 66.7% |
つじま | 25.0% |
つぢまち | 8.3% |
岸本は連と一緒に旅の荷物を
辻待の自動車に載せ、サン・ラザアルの停車場を
指して急いだ。町々は彼の見る車の窓から一目
毎に消えて行った。
葉子はわざと宿で車を頼んでもらわずに、
煉瓦通りに出てからきれいそうな
辻待ちを
傭ってそれに乗った。そして
池の
端のほうに車を急がせた。
かゝる誤りは
萬朝報に最も
少かつたのだが、
先頃も
外ならぬ言論欄に
辻待の
車夫一切を
朧朧と
称するなど、
大分耳目に遠いのが
現はれて来た。