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辻待
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つじま
ふりがな文庫
“
辻待
(
つじま
)” の例文
葉子はわざと宿で車を頼んでもらわずに、
煉瓦
(
れんが
)
通りに出てからきれいそうな
辻待
(
つじま
)
ちを
傭
(
やと
)
ってそれに乗った。そして
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
のほうに車を急がせた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
かれらは京橋の北詰で
辻待
(
つじま
)
ちをした。雨の日でもそこへゆけば、駕籠が空いている限り二人はそこで客を待っていた。
秋の駕籠
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
彼は運転台で、背を丸くし、鳥打帽をまぶかにして、うらぶれた
辻待
(
つじま
)
ちタクシーの運転手を装った。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その時女はそのへんに
辻待
(
つじま
)
ちをしている車に乗ろうとする所だった。取りにがしてなるものかと、葉子はひた走りに走ろうとした。しかし足は思うようにはかどらなかった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
辻
漢検準1級
部首:⾡
6画
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“辻”で始まる語句
辻
辻褄
辻占
辻斬
辻馬車
辻々
辻駕籠
辻堂
辻君
辻番所