“煉瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんが92.5%
れんぐわ5.8%
レンガ1.2%
れんぐゎ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軒の肘木ひじきや屋根裏もなかなか面白い。煉瓦れんが甃石しきいしもいいものだね。台湾に住めばこういううちに住みたくなるのが当然なんだがなあ。
台湾の民芸について (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
はしがペンキぬりになつて、黒塀くろべい煉瓦れんぐわかはると、かはづ船蟲ふなむし、そんなものは、不殘のこらず石灰いしばひころされよう。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いつか子爵の懐古的な詠歎えいたんに釣りこまれて、出来るなら今にも子爵と二人で、過去の霧の中に隠れている「一等煉瓦レンガ」の繁華な市街へ、馬車を駆りたいとさえ思っていた。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
急いでそっちへかけて行って見たらあったあったもう径二メートルほどの大きな鉄釜てつがまがちゃんと煉瓦れんぐゎで組んで据ゑつけられてゐる。署長は眼をこすってよく室の中を見まはした。
税務署長の冒険 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)