“船蟲”の読み方と例文
新字:船虫
読み方割合
ふなむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋(はし)がペンキ塗(ぬり)になつて、黒塀(くろべい)が煉瓦(れんぐわ)に換(かは)ると、蛙(かはづ)、船蟲(ふなむし)、そんなものは、不殘(のこらず)石灰(いしばひ)で殺(ころ)されよう。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
このびんつけに日(ひ)が當(あた)つちやあ船蟲(ふなむし)もはへまいよ。——おんなじ川(かは)に行當(ゆきあた)つても大(たい)した違(ちが)ひだ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
船蟲(ふなむし)が群(むら)がつて往來(わうらい)を驅(か)けまはるのも、工場(こうぢやう)の煙突(えんとつ)の烟(けむり)が遙(はる)かに見(み)えるのも、洲崎(すさき)へ通(かよ)ふ車(くるま)の音(おと)がかたまつて響(ひゞ)くのも、二日(ふつか)おき三日(みつか)置(お)きに思出(おもひだ)したやうに巡査(じゆんさ)が入(はひ)るのも
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)