“煉瓦場”の読み方と例文
読み方割合
れんぐわば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煉瓦場れんぐわばの人たちなんか、三十ぴきぐらゐもとったんだから。ぼくらも、一疋か二疋ならたれだって拾った。庄助は、だまって、また上流かみへ歩きだした。煉瓦場の人たちもついて行った。
さいかち淵 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
石神いしがみ庄助しゃうすけがさきに立って、そのあとから、煉瓦場れんぐわばの人たちが三人ばかり、肌ぬぎになったり、網を持ったりして、河原のねむの木のとこを、こっちへ来るから、ぼくは、きっと発破だとおもった。
さいかち淵 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)