“煉瓦造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんがづく42.9%
れんがづくり33.3%
れんぐわづくり14.3%
れんぐわづく9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへあなた、ニョキニョキと、まあ飛んでもない高い煉瓦造れんがづくりの塔が出来ちまったんですから、驚くじゃござんせんか。
押絵と旅する男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
怖しい処で見た、赤い色と灰色の混った処で見た……何処だろう? 考えると、私の目の前に、河水かわみずに臨んだ赤い煉瓦造れんがづくりの監獄の建物が浮んだ。
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一しよに角帽を並べて、法文科の古い煉瓦造れんぐわづくりの中へはいつたら、玄関の掲示場の前に、又和服の松岡がゐた。我々はもう一度「やあ」と云つた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
旅亭やどや禿頭はげあたまをしへられたやうに、人馬じんば徃來ゆきゝしげ街道かいだう西にしへ/\とおよそ四五ちやうある十字街よつかどひだりまがつて、三軒目げんめ立派りつぱ煉瓦造れんぐわづくりの一構ひとかまへ