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徃來
読み方 | 割合 |
わうらい | 57.1% |
ゆきかよひ | 14.3% |
ゆきき | 14.3% |
ゆきゝ | 14.3% |
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さう
斯うしてゐると、
何所かで
鷄の
聲が
聞えた。
又少時すると、
下駄の
音を
高く
立てゝ
徃來を
通るものがあつた。
寢床の敷いてある六疊の方になると、東側に六尺の
袋戸棚があつて、
其傍が
芭蕉布の
襖ですぐ隣へ
徃來が出來るやうになつてゐる。
お
峯は
車より
下りて
开處此處と
尋ぬるうち、
凧紙風船などを
軒につるして、
子供を
集めたる
駄菓子やの
門に、もし三
之助の
交じりてかと
覗けど、
影も
見えぬに
落膽して
思はず
徃來を
見れば
旅亭の
禿頭に
教へられた
樣に、
人馬の
徃來繁き
街道を
西へ/\と
凡そ四五
町、
唯ある
十字街を
左へ
曲つて、三
軒目の
立派な
煉瓦造りの
一構