“徃來”のいろいろな読み方と例文
新字:徃来
読み方割合
わうらい57.1%
ゆきかよひ14.3%
ゆきき14.3%
ゆきゝ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さううしてゐると、何所どこかでとりこゑきこえた。また少時しばらくすると、下駄げたおとたかてゝ徃來わうらいとほるものがあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
寢床の敷いてある六疊の方になると、東側に六尺の袋戸棚ふくろとだながあつて、其傍そのわき芭蕉布ばせうふふすまですぐ隣へ徃來ゆきかよひが出來るやうになつてゐる。
変な音 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
みねくるまよりりて开處此處そここゝたづぬるうち、凧紙風船たこかみふうせんなどをのきにつるして、子供こどもあつめたる駄菓子だぐわしやのかどに、もし三すけじりてかとのぞけど、かげえぬに落膽がつかりしておもはず徃來ゆききれば
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
旅亭やどや禿頭はげあたまをしへられたやうに、人馬じんば徃來ゆきゝしげ街道かいだう西にしへ/\とおよそ四五ちやうある十字街よつかどひだりまがつて、三軒目げんめ立派りつぱ煉瓦造れんぐわづくりの一構ひとかまへ