『変な音』
うと/\したと思ふうちに眼が覺めた。すると、隣の室で妙な音がする。始めは何の音とも又何處から來るとも判然した見當が付かなかつたが、聞いてゐるうちに、段々耳の中へ纒まつた觀念が出來てきた。何でも山葵卸しで大根かなにかをごそごそ擦つてゐるに違な …
著者 | 夏目漱石 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
極
夫
直
捩
空
其傍
前
宛
張
空
此方
見透
許
附添
丈
他
住居
其後
到底
彼
後
御室
爲
異
覺
賄
一重
丈
入
其後
出入
判然
割烹
午過
大根
孰
屹度
徃來
快
斯
朱泥
森
殊勝
氣
汁
況
洒落
潰瘍
炊事
熱
磨
祟
立居
縁端
胃癌
胡瓜
革砥
頓
一纒
不圖
二間
何時
偖
其半
其後
剃
劇
卸
嘔氣
固
夜半
大分
夫
夫程
妻戸
室
容易
左樣
己
已
彼
御亡
懸易
拵
捗取
摧
擦
日
果迄
栓
棧
此棟
氣色
濕
焦
珠根
疾
矢
私
穿
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