“妻戸”の読み方と例文
読み方割合
つまど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やゝありて『誰かある』と呼ぶ聲す、那方あなたなる廊下の妻戸つまどけて徐ろに出で來りたる立烏帽子に布衣着たる侍は齋藤瀧口なり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
清盛は、さっきから、妻戸つまどの口で、両足を、縁さきへほうり出し、上半身だけ室内に入れて、仰向けに寝ころんでいた。
東側の妻戸つまどの外に源氏を立たせて、小君自身は縁を一回りしてから、南のすみの座敷の外から元気よくたたいて戸を上げさせて中へはいった。女房が
源氏物語:03 空蝉 (新字新仮名) / 紫式部(著)