“つまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツマド
語句割合
妻戸84.6%
妻扉7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清盛は、さっきから、妻戸つまどの口で、両足を、縁さきへほうり出し、上半身だけ室内に入れて、仰向けに寝ころんでいた。
洛外の蓮台野れんだいのの巣を立ってきた時から彼らはすでにあらかじめ大乗院を目的として来たに相違なく、四郎がまず先に立って、妻扉つまどをやぶって歩き、つづいて十数名の者が内陣へ入って
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常に心のうちで渇仰かつごうし奉る聖徳太子のお救いかもわかりません——その髪一すじの危機に迫った時、忽然こつねんと、弁円のけて入った妻扉つまどから中へ躍りこんできた一頭の黒犬があったのです
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長きは肩につまどりて
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)