“卸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おろ92.2%
4.9%
おろし2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の時ガルスワーシーは北側の壁の中央に在るマントルピースの上に立てかけてあった小さい額を取りおろして来て日本人達に見せた。
ガルスワーシーの家 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
平衡へいこうを保つために、すわやと前に飛び出した左足さそくが、仕損しそんじのあわせをすると共に、余の腰は具合よくほう三尺ほどな岩の上にりた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
状元橋じょうげんきょうの橋だもと。精肉おろし売小売と見える大きな店のうちへ、ずっと入っていった魯達は、そこの椅子いすの一つへ、でんと腰をおろした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)