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おろし
ふりがな文庫
“
卸
(
おろし
)” の例文
状元橋
(
じょうげんきょう
)
の橋だもと。精肉
卸
(
おろし
)
売小売と見える大きな店のうちへ、ずっと入っていった魯達は、そこの
椅子
(
いす
)
の一つへ、でんと腰をおろした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
酒は強い方だったが、山下の
軍鶏屋
(
しゃもや
)
で二、三の
卸
(
おろし
)
さきの番頭たちと、空腹へだらしなく流し込んだので送り出された時にはもういい加減に廻っていた。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
... そうして出来上った時
鮮
(
あたら
)
しいクリームなら上等ですし、なければ牛乳を
好
(
よ
)
きほど加えて少し煮て火から
卸
(
おろし
)
たのがかけ汁になります」玉江嬢「オヤオヤ随分面倒ですね」
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
喜
(
きい
)
どんの喜市はとても芝居好きで相撲狂でありました。彼は本郷から赤坂麹町まで
卸
(
おろし
)
の配達に出ましたが、帰りには必ず神田の三崎町を通り、三崎座をのぞくことにきめていました。
一商人として:――所信と体験――
(新字新仮名)
/
相馬愛蔵
、
相馬黒光
(著)
薪
(
まき
)
や
炭
(
すみ
)
や、
石炭
(
せきたん
)
を
生産地
(
せいさんち
)
から
直接
(
ちょくせつ
)
輸入
(
ゆにゅう
)
して、その
卸
(
おろし
)
や、
小売
(
こう
)
りをしているので、あるときは、
駅
(
えき
)
に
到着
(
とうちゃく
)
した
荷物
(
にもつ
)
の
上
(
あ
)
げ
下
(
お
)
ろしを
監督
(
かんとく
)
したり、またリヤカーに
積
(
つ
)
んで、
小売
(
こう
)
り
先
(
さき
)
へ
運
(
はこ
)
ぶこともあれば
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
さっぱりした大根
卸
(
おろし
)
が食べたいとおっしゃいます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
仕立
卸
(
おろし
)
を著こなした。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
卸
常用漢字
中学
部首:⼙
9画
“卸”を含む語句
大根卸
卸売
卸問屋
棚卸
山葵卸
書卸
見卸
積卸
新艘卸
仕立卸
店卸
引卸
取卸
卸値
卸屋
荷卸
裁卸
種卸
矢張大根卸
看卸
...