“種卸”の読み方と例文
読み方割合
たねおろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同級の学生は思い思いにいたものを収穫とりいれようとしていた。又た、せっせと播けるだけ播こうとして、互いに種卸たねおろすことを急いでいた。気早な連中の間には早や卒業論文の製作が話頭に上って来た。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)