“種板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たねいた88.9%
コマ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その光はそれと相対の位置に据付けてある幻燈フロ種板たねいたとレンズを透して反対側の壁に像を結ぶという他愛のない仕掛なのであります。
そこで私はその汚点しみを写真に撮って、種板たねいたを補力して焼付けてみると、果して手型に相異なく、しかも長い華奢な手で、あらゆる細部が
いろいろな姿態を硝子ギヤマンに極彩色で描いた、五枚から八枚までの種板コマを嵌めこみ、幕のうしろにいくつも写箱をならべて交互にこれを使用する。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
八王子へ出かけて行って、作平が、もと玉川一座の種板コマ絵描きだったということをさぐり出して来なかったら、とてもこの謎々はとけなかったかも知れません。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)