“種蒔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たねま55.6%
たねまき44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上目黒へ移ってから三年目の夏が来るので、彼岸ひがん過ぎから花壇の種蒔たねまきをはじめた。旧市外であるだけに、草花類の生育は悪くない。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
千葉県の農村などは苗代なわしろ種蒔たねまき日に、子どもは焼米袋やきごめぶくろというのをこしらえてもらって首にかけて村中をもらいあるいた。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ただ「春風」とか「春の月」とかいう春という字のくっついているのにさらに春季の季題である「かすみ」「氷解」「燕」「桜の花」「種蒔たねまき
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
土のき返しから種蒔たねまき、苗代から施肥、収穫、脱穀、俵詰めまで、すべてかれらがやるのだそうである。
半之助祝言 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)