“たねま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
種蒔62.5%
種播25.0%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千葉県の農村などは苗代なわしろ種蒔たねまき日に、子どもは焼米袋やきごめぶくろというのをこしらえてもらって首にかけて村中をもらいあるいた。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
卯をうさぎに当てた十二獣の説は、程なく我邦わがくににも入ってきてはいるが、歌にしばしばまれた「神まつる卯月」稲の種播たねまくこの月の名だけは、今もってウサギの月というような語感をびてはいない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かつ、第一の宮に善根をたねま懺悔ざんげをなすは、凡人の能はざるところにあらず、この凡人豈に大遠に通ずる生命と希望とを、いかにともするものならんや。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)