種播たねま)” の例文
種播たねまきの譬話たとえばなしをせられた後にはゲラセネに退かれ(四の三五)、十二弟子が地方伝道から帰った時にはベッサイダに退かれ(六の四五)
卯をうさぎに当てた十二獣の説は、程なく我邦わがくににも入ってきてはいるが、歌にしばしばまれた「神まつる卯月」稲の種播たねまくこの月の名だけは、今もってウサギの月というような語感をびてはいない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それは、ダビデは砕けたるたましいであり、ヘロデは砕けざるたましいであったからのことです。種播たねまきの譬話たとえばなしをもってすれば、ダビデの心は土深き良き地であり、ヘロデの心は土薄き岩地です。
お聴きなさい、農夫が種播たねまきに出た。ところで、路傍に落ちた種はすぐに鳥に食われてしまった。土の薄くかぶった岩地の上に落ちた種は、え出るには出たが日に焼かれてすぐに枯れてしまった。