“懺悔”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ざんげ93.8%
さんげ2.9%
こひさん1.0%
サンゲ1.0%
くひ0.5%
くひあらた0.5%
コンフェッション0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“懺悔”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語21.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その時代には発作の起るたびに、神の前におのれを懺悔ざんげする人の誠を以て、彼は細君の膝下しっかひざまずいた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私が隣人から模範的の青年として取り扱われたことは、私の誇りとしてではなく、私のみじめな懺悔ざんげとしていうことが出来る。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
その敵対処置を知っていてぴしぴしと節に当った処置が出来るのですから、反省の深刻なのは懺悔さんげです。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
したがって、自己おのれの生活に対して、何の懺悔さんげも、反省もなしに、ただいたずらに世をのろい、人をうらむことは、全く沙汰さたの限りといわざるを得ないのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
汝知らずや、さきの日汝が懺悔こひさんを聞きたる夫人も、「るしへる」自らその耳に、邪淫じゃいんの言を囁きしを。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
もしわれにして、汝ら沙門の恐るる如き、兇険無道の悪魔ならんか、夫人は必ず汝の前に懺悔こひさんの涙をそそがんより、速に不義の快楽けらくに耽って、堕獄の業因ごういんを成就せん
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
日本古代の峠の神に対した方式を、懺悔サンゲと言ふ形に理会して、表白した。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
懺悔サンゲ物語とも言はれてゐる。
お伽草子の一考察 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
いみ精進さうじ懺悔くひのひと
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
懺悔くひあらためるかはりに、また悪魔の兄弟におなりなさるやうだつたら?」
ただ此処から出ることさへ出来れば、わしは何もかもを棄ててしまふのぢや。わしは懺悔くひあらためて洞窟へはいり、身には粗い毛衣けごろもを著け、夜昼の別ちなく神に祈りを捧げよう。
「今度は君の懺悔コンフェッションを聞き度いものですね」
半日 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)