“懺悔文”の読み方と例文
読み方割合
さんげもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は懺悔文さんげもんの一札を手にして、いくらかの不平をさへ感じた——もつとも彼は妻の葬儀の時、妻に対していくらかのくい憐憫れんびんは感じた。
老主の一時期 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
宗右衛門は煙草たばこを置いて、夏のはじめ泰松寺の老師から伝授されたうろ覚えの懺悔文さんげもんをあわてゝ中音に唱へ始めた。
老主の一時期 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)