“くひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
46.4%
16.1%
14.3%
7.1%
句碑5.4%
3.6%
1.8%
懺悔1.8%
1.8%
𣏾1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂昇なぞも、女義太夫としては外貌そつぽもよし、声もよいが、平常ふだん咽喉を使ひ過ぎるせゐで、首がぼうくひのやうにがつしりと肥つてゐる。
ここだと云はないばかりにほとばしつて來た儘に、渠はおのれの妻が裏店うらだなのかかアか何かのやうに、燒けぼツくひじみた行爲に出た不埒ふらちを述べた。
アヽ左様さやうかい、汁粉しるこくひたのか、それうも千萬せんばんかたじけないことだ、サ遠慮ゑんりよせずにこれからあがれ、履物はきものわきはう片附かたづけて置け。「へい。「サ此方こつちあがれ。「御免下ごめんくださいまして。 ...
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
江戸児えどつこは……くひものには乱暴らんばうです。九しやうときでも、すしだ、天麩羅てんぷらだつてふんですから。えびほしい……しんじよとでもふかとおもふと、とんでもない。……鬼殻焼おにがらやきいとふんです。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
七、軽井沢かるゐざは芭蕉ばせを句碑くひあり。「馬をさへながむる雪のあしたかな」の句を刻す。これは甲子吟行かつしぎんかう中の句なれば、名古屋あたりの作なるべし。それを何ゆゑに刻したるにや。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
くひなきたま
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
大山祇を大山くひとも申しますが、日本語の隅のことを朝鮮語でクビと申しますから、是も同義だと思ひます。
近畿地方に於ける神社 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
いみ精進さうじ懺悔くひのひと
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
炬燵こたつの中でくひツたけ這入はいつて当日たうじつまでまつるのでございますからのくらゐ結構けつこうな事はございません。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
熊手の外に槍の如く先端の尖つた長い𣏾くひが一本その細く尖つた先端は血に染つてをりこれも兇行に使用されたものの如く思はれる。
無法な火葬 (旧字旧仮名) / 小泉八雲(著)