“履物”の読み方と例文
読み方割合
はきもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はいきなり靴を脱いで玄関に上ったが、流石さすがにあわてていたので、そこの土間に山野夫人の履物はきものが見えないことを気づかなかった。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
渡瀬はやむを得ずそこに突立って自分の下駄と新井田氏が脱ぎ捨てた履物はきものとを較べなどしていた。その時頭のすぐ上で突然音がした。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
米、味噌、醤油、酒、油、反物、筆墨、小間物、菓子、瀬戸物、履物はきもの類、その他の日用品をひさぐ店が、ずらりと櫛比しっびしているのだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)