“当日”のいろいろな読み方と例文
旧字:當日
読み方割合
とうじつ57.1%
たうじつ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当日とうじつ哲夫てつおは、おかあさんにつれられていったが、ひかしつ松葉まつばづえをついた少年しょうねんが、ねえさんにつれられていっていました。
中学へ上がった日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
当日とうじつ兵法試合へいほうじあいのうち、軍学大論議ぐんがくだいろんぎのあることは、あれから甲州流こうしゅうりゅう陣法じんぽうが生まれたというくらい有名ゆうめいなものだが、そのほか、武道ぶどう試合しあいとしては、なんとなにか?
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成程なるほどと思つて当日たうじつつて見ると、幟等のぼりなどさかんに落語はなしくわいがあつたといふ。して見ると無理に衆人ひとかせよう、とわけでもなんでもなかつたのでござります。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
矢張やつぱ当日たうじつこゝろざした奥州路おうしうぢたびするのに、一たん引返ひきかへして、はきものをへて、洋杖すてつきと、たゞ一つバスケツトをつて出直でなほしたのであるが、くるま途中とちうも、そではしめやかで、上野うへのいたとき
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)