“出直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でなほ58.3%
でなお33.3%
でなほし8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は足の進まない方角へ散歩にたのを悔いた。もう一遍出直でなほして、平岡のもとかうかと思つてゐる所へ、森川町から寺尾がた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そうすれば、おれは、もう一このむらかえって、みんなうちはたけって、後始末あとしまつをつけて出直でなおすつもりだ。そして、たびで一しょうおくることにしよう。
おかしいまちがい (新字新仮名) / 小川未明(著)
母はまた笑ひながら「さうとも」といひましたから、余り馬鹿ばからしいこといふて恥しいとおもひ、出直でなほしてモソツト悧巧りこうらしい考案を出しました。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)