“後始末”の読み方と例文
読み方割合
あとしまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
友人の訪問や、震災後始末あとしまつに関するかれこれの要務を兼ねて、焼け跡の復興気分を見てまわる。まず番町から丸の内へ行く。
震災後記 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
そうすれば、おれは、もう一このむらかえって、みんなうちはたけって、後始末あとしまつをつけて出直でなおすつもりだ。そして、たびで一しょうおくることにしよう。
おかしいまちがい (新字新仮名) / 小川未明(著)
僕らはこういう静かさの中に——高山植物の花の香に交じったトックの血のにおいの中に後始末あとしまつのことなどを相談しました。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)