“跡始末”の読み方と例文
読み方割合
あとしまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大澤父娘だけ跡始末あとしまつに殘つたといふわけだ。が、お頼は、喜三郎が死んでしまつたので、娘心で、生きてる張合もなくなつたことだらう。
大抵四千円までは僧侶の「ゲ」及び燈明代とうみょうだいに供えて、他の一千円をもってその人の死骸しがいを送り、あるいは跡始末あとしまつを付けるという位のもので
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
足場の横木に縛つた繩は、上から落ちて來た人間の重みで、苦もなく切れてしまつたのだ。曲者は大して手も汚ごさずに、跡始末あとしまつをしたことだらう——外れた踏板を
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)