“跡切”の読み方と例文
読み方割合
とぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田圃(たんぼ)を隔てた町のほうから、太鼓や笛の音が、高くなり低くなり、跡切(とぎ)れたかと思うと急に拍子を早めたりして、聞えて来た。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その夜、藤沢古実君に、言葉が跡切(とぎ)れ跡切(とぎ)れに、『己(おれ)はな、いかんとも疲労してしまつてなあ。余病のために、黄疸のために、まゐるかも知れん』
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
貞之助と幸子とは、さっきから内々空腹を感じ出していて、互にそっと腕時計を見ては眼を見合わしていたが、会話の跡切(とぎ)れた時を待って、貞之助が云った。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)