“跡押”の読み方と例文
読み方割合
あとおし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて或る暴風雨の日に俄(にわか)に鰻(うなぎ)が喰(く)いたくなって、その頃名代の金杉(かなすぎ)の松金(まつきん)へ風雨を犯して綱曳(つなひ)き跡押(あとおし)付(つ)きの俥(くるま)で駈付(かけつ)けた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
我慢の跡押(あとおし)あれど連累(まきぞへ)となりし梅花道人こそ氣の毒なれコレサ危ないイヽサ承知だよと受答へに醉も定めて醒めしならん勢ひにまかせて一里ほどを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
ましてや土方(どかた)の手傳(てづた)ひして車(くるま)の跡押(あとおし)にと親(おや)は生(うみ)つけても下(くだ)さるまじ、あゝ詰(つま)らぬ夢(ゆめ)を見(み)たばかりにと、ぢつと身(み)にしみて湯(ゆ)もつかはねば、父(とつ)ちやん脊中(せなか)洗(あら)つてお呉(く)れと太吉(たきち)は無心(むしん)に催促(さいそく)する
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)