“脊中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せなか94.7%
せな5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある、かわずはいけかんで、太陽たいようひかり脊中せなかしていました。そのとき、太陽たいようは、やさしく、かわずにかっていいました。
太陽とかわず (新字新仮名) / 小川未明(著)
乳母 はれ、頭痛づつうがする! あゝ、なんといふ頭痛づつうであらう! あたま粉虀こな/″\くだけてしまひさうにうづくわいの。脊中せなかぢゃ。……そっち/\。
桂川かつらがはの幕が出る時はお半の脊中せなに長右衞門と唱はせて彼の帶の上へちよこなんと乘つて出るか、此奴は好いお茶番だと笑はれるに、男なら眞似て見ろ、仕事やの家へ行つて茶棚の奧の菓子鉢の中に
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
女の馬乘脊中せなに籠三巾の前掛カス卷横ぐはへ
対州厳原港にて (旧字旧仮名) / 長塚節(著)