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『対州厳原港にて』
ふりがな文庫
『
対州厳原港にて
(
たいしゅういずはらこうににて
)
』
對州へ渡るには博多から夜出て朝着く。博多へ渡るにもさうである。汽船は荷物を主にして居るのだから客少くして我々はみじめである。何處へ行つても朝鮮といふことをいふ。釜山なども對州の人が眞先に行つてそれから壹州の人間が行つて開いた相だ。北の方へ行 …
著者
長塚節
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
肥料
(
こえ
)
脊中
(
せな
)
烏賊
(
いか
)
薪
(
まき
)
鯣
(
するめ
)