脊中せな)” の例文
桂川かつらがはの幕が出る時はお半の脊中せなに長右衞門と唱はせて彼の帶の上へちよこなんと乘つて出るか、此奴は好いお茶番だと笑はれるに、男なら眞似て見ろ、仕事やの家へ行つて茶棚の奧の菓子鉢の中に
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
女の馬乘脊中せなに籠三巾の前掛カス卷横ぐはへ
対州厳原港にて (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
桂川かつらがはの幕が出る時はお半の脊中せなに長右衛門とうたはせてあの帯の上へちよこなんと乗つて出るか、此奴こいつは好いお茶番だと笑はれるに、男なら真似まねて見ろ、仕事やの家へ行つて茶棚の奥の菓子鉢の中に
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)