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跡始末
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あとしまつ
ふりがな文庫
“
跡始末
(
あとしまつ
)” の例文
大澤父娘だけ
跡始末
(
あとしまつ
)
に殘つたといふわけだ。が、お頼は、喜三郎が死んでしまつたので、娘心で、生きてる張合もなくなつたことだらう。
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大抵四千円までは僧侶の「ゲ」及び
燈明代
(
とうみょうだい
)
に供えて、他の一千円をもってその人の
死骸
(
しがい
)
を送り、あるいは
跡始末
(
あとしまつ
)
を付けるという位のもので
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
足場の横木に縛つた繩は、上から落ちて來た人間の重みで、苦もなく切れてしまつたのだ。曲者は大して手も汚ごさずに、
跡始末
(
あとしまつ
)
をしたことだらう——外れた踏板を
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人の不都合の
跡始末
(
あとしまつ
)
をして、それを忠義だと思ふやうなことは、こちとらの國ぢや通用しねえことさ。猫のつもりで虎の子を育てて、あとで手を噛まれたところで、誰を
怨
(
うら
)
みやうもあるまい。
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
始
常用漢字
小3
部首:⼥
8画
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“跡”で始まる語句
跡
跡方
跡形
跡目
跡取
跡絶
跡部
跡切
跡戻
跡押