“悧巧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りこう84.2%
りかう15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その間に——悧巧な例のお差控え連は事面倒と見て、道庵にこの場をなすりつけ、三人顔を見合わせると、一目散に逃げ出しました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
悪く云えば小生意気なこの鼻先の笑い方が彼女の癖ではありましたけれど、それがって私の眼には大へん悧巧そうに見えたものです。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
何かひどく気のいた風を示さうとでもするやうな浅果敢悧巧さだと思はれて、わざとらしい其の調子が何うにもらない気がしたのであつた。
風呂桶 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
後をけられて居る樣子だつたから、念の爲に表を見にやつたまでの事ですが、根が悧巧ぢやないから、餘計な事をして溝へ投り込まれたんでせう