“甲州流”の読み方と例文
読み方割合
こうしゅうりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすが、甲州流（こうしゅうりゅう）の軍学家（ぐんがっか）、智謀（ちぼう）のたけた民部（みんぶ）といえども、この急迫（きゅうはく）な処置（しょち）には、ほとんど困惑（こんわく）したらしく、憂悶（ゆうもん）の色がそのおもてを暗（くら）くしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
当日（とうじつ）、兵法試合（へいほうじあい）のうち、軍学大論議（ぐんがくだいろんぎ）のあることは、あれから甲州流（こうしゅうりゅう）の陣法（じんぽう）が生まれたというくらい有名（ゆうめい）なものだが、そのほか、武道（ぶどう）の試合（しあい）としては、なんとなにか？
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「あ！　ではそこにおいでになるのは、甲州流（こうしゅうりゅう）の軍学家、小幡景憲（こばたかげのり）どののご子息ですか」
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)