“処置”のいろいろな読み方と例文
旧字:處置
読み方割合
しょち68.4%
かた10.5%
しまつ5.3%
とりあつかい5.3%
とりあつかひ5.3%
トリアツカヒ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ程までに力を入れてくれる君に、不首尾な結果を告げるのは、何とも心苦しいかぎりだが、さりとて、包んでもおけない京極家の不埒ふらち処置しょち
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これに三十円あります。まあこれだけげておきますから、うち処置かたをつけて、一日も早く東京へおいでなさいな」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
議員さんがたは、この事件ことをいっしょけんめいに相談しましたが、さて、男の子をどう処置しまつしていいか、見当けんとうがつきません。
紫とっても、あかねと謂っても皆、昔の様な、染め漿しお処置とりあつかいはせなくなった。そうして、染め上りも、艶々しく、はでなものになって来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
紫と謂つても、茜と謂つても、皆昔の様な染め漿しほ処置とりあつかひはせなくなつた。さうして、染め上げも艶々しくはでなものになつて来た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
紫と謂つても、アカネと謂つても皆、昔の様な、染め漿シホ処置トリアツカヒはせなくなつた。さうして、染め上りも、艶々ツヤツヤしく、はでなものになつて来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)