“とりあつかひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トリアツカヒ
語句割合
取扱71.4%
処置14.3%
待遇14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関番げんくわんばん書生しよせい不作法ぶさはふ取扱とりあつかひけると、其処そこ主人迄しゆじんまでがいやになる。著米ちやくべい早々さう/\始末しまつは、すくなからず僕等ぼくら不快ふくわいあたへた。(四月三日)
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
紫と謂つても、茜と謂つても、皆昔の様な染め漿しほ処置とりあつかひはせなくなつた。さうして、染め上げも艶々しくはでなものになつて来た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
病院から追はれ、下宿から追はれ、其残酷な待遇とりあつかひ恥辱はづかしめとをうけて、黙つて舁がれて行くの大尽の運命を考へると、さぞ籠の中の人は悲慨なげき血涙なんだむせんだであらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)