“恥辱”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ちじょく57.6%
はじ22.7%
はぢ9.1%
ちじよく7.6%
はづかしさ1.5%
はづかしめ1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“恥辱”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 工芸16.7%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そのことがどんな人殺しよりも窃盗せっとうよりも恥辱ちじょくだという気持、しかしついにそれをうちあける場面の描写
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「アレだ! 何かってえとヤレ手前、やれ恥辱ちじょく——ふん! お武士さむらいさんは違ったもんですよウ、だ!」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
何だか、唐突だしぬけに謎見たような事だけれど、それが今夜の事の抑々そもそもというのだから、恥辱はじも忘れて話すんだがね……
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おまえさんの壮年としで、独身ひとりみで、情婦がないなんて、ほんとに男子おとこ恥辱はじだよ。私が似合わしいのを一人世話してあげようか」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さはいへこれこれでと打明けむは、いかに叔父甥の間柄とはいへ、夫の恥辱はぢとなる事と思へばそれもいはれず。
心の鬼 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
恥辱はぢ名譽めいよもなく、まで生命いのちしいものかと、嘆息たんそくともながめてると、さら奇怪きくわいなるは
味噌みそ小買こがひをするは、しちをおくほど恥辱ちじよくだと風俗ふうぞくなりしはずなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此方このはうからくといへ恥辱ちじよくにもなるじつにくむべきやつではあるが、情實じやうじつんでな
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝ放逐——何といふ一生の恥辱はづかしさであらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
病院から追はれ、下宿から追はれ、其残酷な待遇とりあつかひ恥辱はづかしめとをうけて、黙つて舁がれて行くの大尽の運命を考へると、さぞ籠の中の人は悲慨なげき血涙なんだむせんだであらう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あの飯山病院から追はれ、鷹匠たかしやう町の宿からも追はれた大日向が——実は、放逐の恥辱はづかしめが非常な奮発心を起させた動機と成つて——亜米利加アメリカの『テキサス』で農業に従事しようといふ新しい計画は、意外にも市村弁護士の口を通して、丑松の耳に希望のぞみさゝやいた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)