そいつは全身、墨を塗ったような、おそろしくまっ黒なやつだということでした。 「黒い魔物」のうわさは、もう、東京中にひろがっていましたけれど、ふしぎにも、はっきり、そいつの正体を見きわめた人は、だれもありませんでした。 そいつは、暗やみの中へ …
| 著者 | 江戸川乱歩 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「少年倶楽部」大日本雄辯會講談社、1937(昭和12)年1月号~12月号 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約3時間26分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約5時間43分(300文字/分) |