“明智”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あけち83.3%
めいち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おねえさまといっても、ほんとうのおねえさまじゃないよ。明智あけち先生の新しいお弟子なんだよ。つまり、えーと、少女助手だよ。」
妖人ゴング (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
種々な小禽ことりの声が、ひのきの密林にきぬいていた。二人の頭脳は冷たく澄み、明智あけちしょうを落ちて来てから初めてまことわれにかえっていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、蔦之助つたのすけはまた悶々もんもんとだまって、いまはただ、この民部の頭脳ずのうに、神のような明智めいちがひらめけかし、とジッといのるよりほかはなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、それにもかかわらず、この先天的殺人者は大探偵ガンスの明智めいちの前にはかなくもやぶれ去ったのであるが。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)