“妖術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようじゅつ95.8%
えうじゆつ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂宋兵衛るそんべえはジリジリと身をにじらせた。蝙蝠をみたとっさに思いうかんだのは、獣遁じゅうとんの一ぽう南蛮流なんばんりゅう妖術ようじゅつでは化獣縮身けじゅうしゅくしんの術という。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手で叩く真似をすると、えへへ、と権ちゃんの引込ひっこんだ工合ぐあいが、いんは結ばないが、姉さんの妖術ようじゅつかかったようであった。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
魔法まはふ妖術えうじゆつ五月暗さつきやみにふさはしい。……よひののホウ、ホウは、あれは、夜鷹よたかだとおもはれよ。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)