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機先
ふりがな文庫
“機先”の読み方と例文
読み方
割合
きせん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きせん
(逆引き)
これは、そこにあった藤田伝五と並河
掃部
(
かもん
)
の両部隊が、攻口を争って、混み合って来たため、その
機先
(
きせん
)
を制した反撃であった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逡巡
(
しゅんじゅん
)
するはいたずらに時刻の空費と考えた栄三郎、躍動に移る用意に、体と剣に細かくはずみをくれだすと、
機先
(
きせん
)
を
制
(
せい
)
してくるかと思いのほか、正体の知れない火事装束の武士
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
明日
(
あす
)
此方
(
こつち
)
から行く
積
(
つもり
)
であるからと、
機先
(
きせん
)
を制して
置
(
お
)
いた。電話
口
(
ぐち
)
へは
嫂
(
あによめ
)
が
現
(
あらは
)
れた。
先達
(
せんだつ
)
ての事は、まだ
父
(
ちゝ
)
に
話
(
はな
)
さないでゐるから、もう一遍よく
考
(
かんが
)
へ直して御覧なさらないかと云はれた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
機先(きせん)の例文をもっと
(8作品)
見る
“機先”の意味
《名詞》
(きせん、きさき)物事が始まろうとする直前。
(きさき)前兆。
(出典:Wiktionary)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“機”で始まる語句
機
機嫌
機会
機械
機會
機関
機織
機屋
機微
機智
“機先”のふりがなが多い著者
押川春浪
林不忘
江戸川乱歩
吉川英治
夏目漱石