“機織”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたおり57.1%
はたお38.8%
はた2.0%
はたをり2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初にいった一千万人の婦人は、毎日よろこんで農事に、養蚕に、機織はたおりに、裁縫に、紡績に、商業に、教員に、その他百般の事業に従事している。
ランプの灯を慕って来たらしい機織はたおり虫が天井で鳴き出しました。三津子さんは縁側に出て、空を眺めているようでした。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「僕の家じゃ、畑仕事はしてもらう必要はないけれど、養蚕や機織はたくらいは覚えておいてもいいね。」
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼女はいつの間にか油絵勉強の時間を縮少し、或時は粘土で彫刻を試みたり、又後には絹糸をつむいだり、それを草木染にしたり、機織はたをりを始めたりした。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)