“はたお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
機織95.0%
旗男5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の仕事は機織はたおりであつて即ち甲斐絹かいきを織り出すのである。その甲斐絹を織る事は存外利の多いものであつて一疋いっぴきに二、三円の利を見る事がある。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
梅雨の間に機織はたおり、夜具の洗濯、一年中の晴れ着の始末をなさるのですが、その間にも裁縫や刺繍を頼んで参りました。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
旗男はたお少年は、得意の立泳たちおよぎをつづけながら、夕日に向かって挙手の礼をささげた。こんな入日いりひを見るようになってから、もう三日目、いよいよお天気が定まって本当の真夏になったのだ。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)