“掃部”の読み方と例文
読み方割合
かもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粟屋掃部かもん、益田七内、村上八郎左衛門、石原太郎左衛門、鳥越五郎兵衛、河内太郎左衛門等三十四人の勇士、各々槍を取って踏みこたえた。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
太閤が氏郷を忌んで、石田三成と直江兼続の言を用い、利休の弟子の瀬田掃部かもん正忠に命じて毒茶を飲ませたなどと云うのは、実に忌々いまいましい。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これは、そこにあった藤田伝五と並河掃部かもんの両部隊が、攻口を争って、混み合って来たため、その機先きせんを制した反撃であった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)