“危急”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ききゅう70.0%
ききふ15.0%
あやう5.0%
あやうき5.0%
ききゆう5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やみの大空に、気ちがいのような高笑いが爆発しました。賊たちは、この危急ききゅうのばあいに、何を思ったのか、声をそろえて笑いだしたのです。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
三人は、ひそひそ相談しあいました。いろいろ危急ききゅうなことがかさなっています。そしてまず第一に、玄王げんおうのことをさぐりださねばなりません。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
その翌々二十一日には将軍が危急ききゅう存亡の大事を眼前がんぜんに見ながられをてゝおいて上洛して仕舞しまうた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかし、ごらんなさい、われらの名探偵は、この危急ききゅうにさいしても、やっぱりあのほがらかな笑顔をつづけているではありませんか。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
形勢けいせいきゅうなるは、幕末の時にしてらに急なるその内乱ないらん危急ききゅうの場合に際し、外国人の挙動きょどうは如何というに
わたくし生命いのちけてもとかた請合うけあつたこといまこの危急ききふ塲合ばあひのぞんで
が、人間にんげん眞面目しんめんもく危急ききふさいはじめてわかる。おれ中根なかね眞價しんか見誤みあやまつてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
今更事の危急ききふな勢ひに、平次はゾツと總毛立ちましたが、お靜をかくした場所はまるで見當が付きません。
種々しゆ/″\評議ひやうぎ結果けつくわこの危急ききふすくふには
その危急ききふさい中根なかねはどうことをしたか。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そはまこと危急あやうかりし。さりながら黒衣ぬし、今日は和主は客品かくぼんにて、居ながら佳肴かこうくらひ得んに、なにを苦しんでか自らかりに出で、かへつてかかる危急き目に逢ふぞ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
われまことなんじたばかられて、いぬる日人間ひとの家に踏み込み、いた打擲ちょうちゃくされし上に、裏のえんじゅつながれて、明けなば皮もはがれんずるを、この鷲郎に救ひいだされ、危急あやうき命は辛く拾ひつ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
『でも、あのやう澤山たくさんつては端艇たんていしづみませうに。』といふ、我身わがみ危急あやうきをもわすれて、かへつてあだひとうへ氣遣きづかこゝろやさしさ、わたくしこゑはげまして
もしみぎのような性質せいしつ心得こゝろえてゐると、こゝろ落着おちつき出來できるため、危急ききゆう場合ばあひ機宜きゞてきする處置しよち出來できるようにもなるものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
このため兩少年りようしようねん各自かくじ家屋かおくのみならず、重幸少年しげゆきしようねんごときは隣接りんせつした小學校しようがつこう二十戸にじゆつこ民家みんかとを危急ききゆうからすくたのであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)