“危急(あやう)” の例文
われ実(まこと)に爾(なんじ)に誑(たばか)られて、去(いぬ)る日人間(ひと)の家に踏み込み、太(いた)く打擲(ちょうちゃく)されし上に、裏の槐(えんじゅ)の樹(き)に繋(つな)がれて、明けなば皮も剥(はが)れんずるを、この鷲郎に救ひ出(いだ)され、危急(あやう)き命は辛く拾ひつ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
ト、胸を撫(な)でつつ物語れば。聴水は打ち笑ひ、「そは実(まこと)に危急(あやう)かりし。 ...
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)